【厳選レビュー】ユニクロユー(UNIQLO U)2021年春夏で絶対に買いたいおすすめアイテム5選

イチオシ

今さら説明する必要もないくらいですが、ユニクロユーは世界的なデザイナーであるクリストフ・ルメール率いるデザインチームとユニクロのコラボライン。

ユニクロ価格で超ハイブランド級のアイテムが手に入るということで、おしゃれ初心者や服にお金をかけられない人には必ずチェックして欲しいコレクションになっていますね。

ただし1つ注意して欲しいのが、ユニクロユーだからと言って決して全部が全部最高なアイテムではないということ。

ある程度の審美眼を持って、しっかりと選び抜いてあげればこれ以上コスパに優れた服ってないです。

そこで今回は服好きファッションブロガーである私が、ユニクロユー2021年春夏コレクションをしっかりと全型見た上で、「これぞ」っていうアイテムを5つご紹介していきます。

【厳選レビュー】ユニクロユー(UNIQLO U)2021年春夏で絶対に買いたいおすすめアイテム5選

ユニクロユー2021年春夏コレクションの全体の総観としては、「これはめちゃくちゃすごい」っていう飛び抜けたアイテムがない代わりに、それぞれの定番アイテムでクオリティが底上げされた印象でしたね。

またユニクロの他のコラボラインと比べてもスタンダードなアイテム、悪く言えば置きにいったアイテムが多いユニクロユーですが、今回はいつにも増して無難なラインナップになってるかなと。

まあそれだけシンプルで使いやすいってことなんですけどね。

おしゃれ初心者には取っ付きやすく、服好きや上級者にとっては少しつまらないコレクションだと言えるでしょう。

ただ今回は素材が結構良くって、これは昨年の+Jの爆発的人気が影響しているのかなと。(+Jはジルサンダーという世界的デザイナーとのコラボライン。素材にこだわったハイエンドなアイテムが多く、話題性と相まって発売日には開店前に100人規模の行列ができた店舗もあった)

昨年までのユニクロユーではだいぶ安っぽい素材もちらほらあったんですけど、2021年春夏ではその辺りが全体的に改善されていましたね。

では早速、全アイテムを見た上で私がおすすめする5つのアイテムをご紹介していきます。

トレンチコート(レディース)

ユニクロユー21SSのトレンチコート

出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E440433-000/00?colorDisplayCode=33

このブログのユニクロユーの記事で、レディースのアイテムをご紹介するのは初めてです。

というのも、私は男性の中でもガタイが良い方で根本的にレディースが着れないことが多いっていうのと、あとはメンズがレディースを着ること=おしゃれみたいになる風潮がちょっと苦手だったから。

そしてそもそもレディースの服っていうのは女性が着るためにデザインされているわけで、作り手の思いを無視するのか…っていう古臭い考えもないわけじゃありません。

あとはショップでレディースのものを試着するのもハードル高いですしね。笑

ただごめんなさい、今回ばかりはおすすめしたい。

このトレンチコートはそれくらいに良いコートでした。

トレンチコートと言っても、誰もが思うようなベーシックなものではなく、前身頃をボタンではなくベルトで開閉するタイプ。

最近ではタイロッケンコートという呼び方の方が馴染みがあるような形のコートですね。

タイロッケンコートというとCOMOLI(コモリ)が有名ですが、このトレンチコートはまさにそのCOMOLIを彷彿とさせるアイテムです。(価格はCOMOLIの10分の1ですが!!)COMOLIのタイロッケンコート

そしてこのコート最大の魅力が、レディースアイテムながらメンズが着ても何ら違和感のないところ。

通常レディースとメンズの服って前身頃の合わせが逆(レディースは右前でメンズは左前)だったり結構細かなところが違っていたりするんですけど、このトレンチコートはメンズでも本当に自然に着れます。

そもそもタイロッケンコートって前身頃にボタンがなくて、右前左前があまり気にならないんですよね。

だからこのコートもメンズライクに左前で着ても違和感がありません。

そしてボタンがないことは、安っぽさも払拭することにも一役買っています。

ユニクロでこの価格(10,000円台)でコートを作ると、どうしてもボタンなどの細かな部分にお金はかけられません。

するとプラスチックボタンを使わざるを得なくなるわけですが、これがまあ安っぽかったするんです。

その点こちらのトレンチコートではタイロッケン仕様なのでボタンはないので、安っぽさが目立ってしまうポイント自体がないんですよね。

またウエストのベルトにアジャスターがないのも、同様の理由でこのコートにとってはメリットになっユニクロユー21SSのトレンチコート

出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E440433-000/00?colorDisplayCode=33

生地も自然な光沢のあるコットンポリエステル生地で結構高級感もありますし、なんせとても軽いので春先にサラッと羽織るのに最適です。

裏地もレーヨン混でしっかりと貼ってあって腕通しも良く、生地に関してはこの価格(税抜14,900円)では文句の付けようがないかな

ただレディースのアイテムをメンズが着るわけですから、肝心なのはサイズ感。

元が結構ゆったりめではあるので、Lサイズでおそらく170cmくらいの男性にはちょうど良いくらい。

XL以上となるとオンラインストア限定となるのですが、ユニクロオンラインストアは返品無料ですしそこはあまり問題にならないかと。

レディースはメンズよりも肩幅が狭いので、メンズがレディースの服を着るとどうしても袖が足りなくなっちゃうんですが、そこをサイズアップでクリアできるなら是非手に取ってみて欲しい1着ですね。

メンズ含めて今回のラインナップでは、このトレンチコートが断トツで素晴らしかったです。

セルビッジレギュラージーンズ

ユニクロユー21SSのセルビッジレギュラーフィットデニム

出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E440077-000/00?colorDisplayCode=69&sizeDisplayCode=033

こちらは数シーズン前からユニクロユーでは定番でリリースされているデニムパンツ。

シルエットはベーシックなストレート。

そのベーシックさ故にサイズを上げ下げすることで、キレイなストレートシルエットからドメブラのような太めのワイドストレートまで、様々な雰囲気を自然に楽しめるのも魅力だったりします。

このデニムに関して、私のおすすめはサイズを上げて太めに履くこと。

生でニムで縮むことも考えて、いつもよりも2〜3サイズ上げて履くとかなり今っぽく履けるかなと。

このくらいの価格(税抜3,990円)だと、思い切ったサイズの上げ下げもできていいですよね

またユニクロのデニムといえば、当然そのデニム生地も秀逸です。

程良い厚みの13ozのデニム生地は、本格的なセルビッジ仕様(※)。

セルビッジ(selvedge)とは、生地の端をほつれないように補強した白い耳のように見える部分のこと。

セルビッジ生地を織るのには旧式のシャトル織り機が使う必要があり、シャトル織り機でゆっくりと織られたデニム生地は、履き込むほどにその人に合った色落ちをすると言われています。

またデニムブランドによってセルビッジに使う糸の色が違い、中でもデニムの元祖であるリーバイスでは赤い糸が使われていることから、「赤耳」と言われてヴィンテージファンの間では人気となっています。セルビッジ

出典:https://right-on.co.jp/blogs/selvage

さらにノンウォッシュのリジッド状態、いわゆる生デニムの状態なので履き込むほどに味わい深く色落ちし、自分だけの経年変化をしていきます。

この価格でこれだけ本格的に「育てるデニム」を買えるのは、日本全国探してもユニクロだけでしょうね。

ありきたりっちゃありきたりですが、正直今回も間違いなくベストバイ候補の1つです。

スウェットカーディガン

ユニクロユー21SSのスウェットカーディガン

出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E437443-000/00?colorDisplayCode=34

こちらはコットン100%のスウェット素材のカーディガン。

生地にマーセライズ加工という特殊な加工が施されており、クリーンなツヤ感が出ているのが特徴となっています。

このカーディガンのおもしろいのが、一見普通に見えて実は結構独特なデザインをしているところ。

特に襟が特徴的で、カーディガンにしてはかなりしっかりと立つので、ちょっと着物っぽい独特な和っぽさが出るんですよね。

またゆったりとした身幅ともちっとした生地感も相まって、これまた少し特徴的な丸みを帯びたシルエットになります。

これを難しいと取るかおもしろいと取るかは人それぞれだと思いますが、私はユニクロにしては珍しくおもしろいなと感じました。

ただまあ結構クセのあるアイテムには違いないので万人におすすめというわけではありませんが、ちょっといつもと違う服を着てみたいって人には是非チャレンジして欲しいですね。

デザインの独特さとは反対に機能性・汎用性は高そうで、生地感的にもシワになりにくいでしょうし、春先のちょっと肌寒い時期や6月くらいで冷房が効き始めた頃なんかにあると便利かも知れませんね。

カラーはせっかくなら1番攻めたブラウンがおすすめかな。

オレンジっぽさが強いブラウンなので、ブラックのボトムスとはっきり明暗をつけてあげたり、ベージュ系のインナーとグラデーションでレイヤードしたりしてあげると映えそうでした。

次点で定番のブラック。

ナチュラルは柔らかくて少し女性っぽい雰囲気になってしまうので難しそうでした。

レギュラーフィットワークパンツ

ユニクロユー21SSのレギュラーフィットワークパンツ

出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E437409-000/00?colorDisplayCode=34

コットンポリエステル生地でキレイなストレートシルエットのパンツですが、このパンツはとにかく履き心地が良かった。

細くもなく太くもないストレートシルエットは履いていてストレスないですし、生地感のおかげもあるのか、足を通した時になんかすごく気持ち良かったんですよね。ユニクロユー21SSのレギュラーフィットワークパンツ

ノータックなので腰回りはすっきりと見える(出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E437409-000/00?colorDisplayCode=34

もちろん見た目も悪くなくって、ストンと落ちる生地感に加えセンタークリースも入っているのでシルエットはキレイですし、ジワッとした上品な光沢を帯びた生地は化繊混紡とは思えないクオリティ。

またウエストにタックは入っていませんが、それが逆に腰回りをすっきりと見せてくれていて、ワークパンツにも関わらずとてもクリーンな印象を受けましたね。

そのクリーンさが魅力のパンツではあるんですが、そこでアンクル丈やジャストレングス履いてしまうと少しお行儀良くまとまり過ぎる感もあるので、あえてサイズを上げて丈を長めにワンクッションさせて履くのもおすすめ。

ちょうどこちらの写真のように、足元に生地がクシャッとなって良い感じに抜け感のある見た目になりますよ。(下の写真はAURALEEのウールスラックス)AURALEE21SS1のスラックス

出典:https://www.arknets.co.jp/g/gA21SP02MG3lt-brw/

てことでカラーは断然ブラウン推し。

個人的には1番生地との相性が良い色味だなと思いましたね。

ブラックやネイビーのトップスと合わせるだけで小キレイにまとまりそうな、とても使いやすそうな色味です。

ただ少し土っぽさが強いブラウンなので、春夏というよりは秋冬っぽい色味でもあるかも知れません。これは1本持っていると便利な、汎用性の高そうなパンツですね

ボーダーボートネックT

ユニクロユー21SSのボーダーボートネック

出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E437319-000/00?colorDisplayCode=08

毎年春夏コレクションでは展開されることの多かったボーダーTですが、今回のものはかなり良い出来でした。

コットン100%の生地はサラッとしていて着心地は良いですし、シルエットもゆったりめで着ていて気持ちが良いカットソーですね。

ボートネックという横に開いたネックの形状をしているのですが、これはバスクシャツによく見られるディティールで、それだけでぐっとマリンな雰囲気になります。

そしてこちらのボーダーボートネックは、ネックの開き具合も広過ぎず狭過ぎずのちょうど良い塩梅。

広過ぎるボートネックは必要以上に肩(の肌)が出てセクシーさ強くなってしまい(悪い句言うと生々しい感じになり)、メンズにはなかなか難しいですからね。

こちらは変にサイズを上げ下げするのでなく、いつものユニクロのサイズで着てOKです。

他にも胸のポケットや裾のスリットといった基本的なディティールも十分及第点ですし、インナーというよりは夏にサラッと1枚で着るのにちょうど良いカットソーですね。

特におすすめは上の写真の08 DARK GRAYというカラー。

深みのあるマスタードイエローとチャコールグレーのボーダーで派手になり過ぎず、大人の色気のようなものも漂う魅力的な色味です。(その分合わせるのは少し難しいか…)

30 NATURALの方もシンプルで使いやすい色味ですが、着こなせた時に醸し出される雰囲気を加味するとやはりDARK GRAYがおすすめです。ユニクロユー21SSのボーダーボートネック

出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E437319-000/00?colorDisplayCode=08

リラックスフィットシャツ

トータルで見るとおすすめの5つは上記のアイテムなんですが、最後に1つだけご紹介させてください。ユニクロユー21SSのリラックスフィットシャツ

出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E435234-000/00?colorDisplayCode=63

それがこちらのリラックスフィットシャツ。

コットンリネン素材の一見何の変哲もないシャツなんですが、1色だけ抜群に好きな色味があったんですよ。

それが63 BLUEというカラー。

非常にスモーキーなブルーで光の当たり具合によってはグレーにも見える、いわゆるニュアンスカラーってやつです。

このブルーは今回のコレクションで多かったオレンジっぽいブラウンやベージュなんかとの相性も良くって、スウェットカーディガンのブラウンのインナーにこのシャツ、なんて組み合わせも良く合っていたと思います。

ちなみにシルエットはリラックスフィットと言っても、カジュアルに着るシャツとしては今の基準ではジャストくらい。

タイトではないけどワイドでもない、本当に普通のシルエットです。笑

サイズ選びに関しては、ユニクロのシャツはサイズを上げると変に着丈が長くなるので、このシャツもジャスト(いつもユニクロで選んでいるサイズ)でいいでしょう。

特別今っぽいってことはありませんが、シャツ本来の身体のラインに沿ったキレイなシルエットになりますよ。(最近のドメブラのシャツはとにかくビッグなので、これくらいがシャツ本来のシルエットなんだと思い出させられました笑)

生地に関してはまあ特別良いとかでもないんですけど、経糸と横糸で糸の色を変えることでうっすら刷毛目が付いているので、のっぺりとせずに表情のある生地感です。

まあこのシャツはとにかくブルーの色味が良かった。

その一点突破でどうしても紹介したくなったという、ある意味尖ったアイテムでした。

【ユニクロユー(UNIQLO U)2022年春夏で絶対に買いたいおすすめアイテム5選】まとめ

今回のコレクション、個人的にここ数年では結構好きな方でした。

+Jを見て改めて思いますが、やっぱりユニクロユーはシンプルで使いやすくて良いですね。

シルエットは今の日本のトレンドに寄り添っていますし、価格もかなりお手頃。

まさにおしゃれ初心者には必見のコレクションです。

ただし今はこんなご時世。

しっかりと発売日に全型見に行った私が言うのもなんですが、緊急事態宣言が発令されている大変な時期の中、全然無理して見に行く必要はないです。

今回に限ったことではありませんが、有名デザイナーとのコラボと言ってもユニクロはユニクロ。

正直な話、これは喉から手が出るほど欲しい!とかすぐに買わないと絶対に損!みたいなアイテムはありませんからね。笑

ファッションやおしゃれって間違いなく不要不急です。

誰かの健康を危険に晒してまで買わなきゃいけない服なんてありませんし、ラッキーなことにユニクロはオンラインストアも返品無料(送料は負担)ですから、皆さんにはそれぞれの状況に合った方法で今回のユニクロユーを見て欲しいと思っています。

ご自身の周りの環境を慎重に考慮した上で、もし実店舗に行く際は徹底した感染予防をして見に行って下さい。

健康第一で安全にファッションを楽しんでいきましょう。

コメント

  1. cotonoha060 より:

    Thank you for teaching me!

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